日々、『超反省』をしつつTTPSをして自分自身がさらに進化を遂げていく方法についてお話しします。ぜひ、参考にしてみてください。
目次
成長を妨げていたのは、自分で作り出した限界の壁。
仕事をしている中でKPI、KGI共に達成。それが当たり前になってきた頃、僕はその現状に圧倒的に飽きていた気がします。
現状維持は衰退あるのみ
成功者の多くが口を揃えて言うその言葉の通り、2017年から急拡大をしていたはずの事業は、2019年に急ストップ。
競合他社も多く生まれ、目の前の出来事に必死になるうちに、基準はどんどん下がっていきました。僕自身も学ぶことを辞め、他責マックスになってしまい、そんな僕からは多くの仲間やお客さまが去っていきました。
そんな中、同じ頃に起業した同世代の何人かは、僕とは対照的に安定成長していました。そもそも外の世界に目を向けると、彼らの更に10倍、100倍と成長している企業も多い。
そんな企業から学べることは、構造化、システム化の知見などあったと思うのですが、当時の僕は何となく避けがちでした。
彼らがうまくいっているのは資金調達していたり、他人の力を借りていたりして、かりそめの成長をしているだけと、なんとなく小馬鹿にしてしまっていました。
学ぼうとすれば学べたはずの「更なる成長のタネ」をスルーしまくっていたんです。
要は、あの頃の僕は全く謙虚じゃなかったんですよね。お察しの通り、当時の僕は学びの対象も圧倒的に限定してしまっていたので、自然と成長の芽は摘まれていきました。
あの頃、何がいけなかったかを考えてみます。
調子に乗ってしまったこと?謙虚でなかったこと?学ぼうとしなかったこと?
いろいろな原因が考えられますが、一番大きな問題は…
行き着くところまで来た気になってしまったこと。
これだと、今は思っています。自分は既に行き着くところまで来た。同世代の人よりも成果を出せている。誰々よりも稼げていると。
とにかく、他人との比較を軸に生きてしまっていました。
その結果、「自分が知らないことはしょうがない」「むしろ、まだそのフェーズじゃない」とか。最終的には、「なんで誰も教えてくれないんだっ!」と、他責的になってしまった時期もあります(笑)。
知ろうとしなかったのは自分の責任なのに、誰かのせいにしたかったんでしょうね、当時の僕はすごくダサいスタンスになってしまっていました。
世界を見渡せば、自分よりも圧倒的に成果を出している人は無限にいて、それを知ろうとしなかった。
結局僕は、自分で自分の限界を勝手に決めてしまっていたと言えるのかもしれません。
その人の生き方ではなく、鍵となる行動の型を学ぶ。
そんな過去を持つ僕ですが、今はようやく復調傾向にあります。
以前よりも圧倒的に行動を起こせているのに稼働時間は少なく、再現性は高く。まだまだ伸びしろMAXの状態なので、あまり偉そうなことも言えませんが…。
なぜ、これが実現できているのか?それは…
知らないことを自覚し、自分のものにしようとしているから。
ようやく、ちゃんと学ぼうと思えたんですよね、きっと。
具体的な流れを例えるならば、武道でよく言われる…
守破離
そのものかと思います。守破離については、僕は以下のように解釈しています。
🚩Point
破: 型にらしさを入れ始める
離: 型+らしさで自己流確立
成長が止まっていたあの頃の僕は、最初から自己流を目指していた記憶があります。自己流を作るにしても型なんてものはなく、毎日違うことを言っていました。
型がないまま走っていたので、当然長期間走ることなんてできず、今思えば「事故流」になってしまっていた気がします。
自分よりもうまくいっている人で型を真似したい人を決めて、徹底的にパクる。そして、徐々に自分らしさを入れていく。
大事なことは、真似する人の生き方そのものを真似するのでなく、鍵となる行動の「型」を学ぶこと。ここについては、以降の項目で詳しく説明していきますね。
行動の型を学んで、実践者の経験値まで手に入れる。
そもそも僕は、昔から誰かの真似をすることが嫌いでした。なぜかと言うと…
真似は、自分の個性・らしさが失われるもの
と勘違いしていたからです。要は、真似する対象を勘違いしてしまっていたんですよね。
真似をしているという人の中でも、真似が下手な人は、遠回りしがちです。
本やセミナーや動画などでインプットして、感化して、いきなり学びの対象のライフスタイルそのものを真似しようとする。
これはかなり上辺だけの真似の仕方で、すぐに違和感に耐えられなくなると思います。そもそも大事なことは、そこに至るまでに具体的な手順、行動です。
要するに、学びの対象は「その人の“生き方やライフスタイル“」ではなく「成果とそこに至るまでのその人の“行動“」なんです。
僕の今の課題感は、「稼働0秒で自立する事業の構築」なので、それができている人を真似すると決めています。2021年7月現在、3名の方の真似をすると決めて、その方々の本を読み、動画セミナーやオンラインサロンに所属して、インプットとアウトプットを積み重ねています。
大事なこととしては、その方々の生き方を真似しようとしないということです。僕が学びたいのは、
うまくいく行動の型
で、その方々の生き方は全く関係ないからです。
大事なことは、実践者の経験知を学ぶこと。その行動を真似し続け、いつかは、その人を超してやろうと目論んでいます。
それでは、うまくいく行動の型をどうやって知るのか?ここからは、僕の事例をお話しますね。
ある時の僕は、情報発信に課題感を感じていました。
そこで、継続的に発信をし、その発信からその先のプロダクト、マーケティング、事業構築が上手な年商50億円規模の経営者さんの型を真似させてもらうことにしました。
インプットした結果、彼は既存客満足度最大化のための情報発信を徹底していることがわかりました。さらに、その情報を元にSNSやメルマガ、無料サロンなどに切り出して発信していたんです。
要は…
既存満足度最大化の情報発信
可能な限り、コンテンツリサイクル
という情報発信の型を持っていたんですよね。さらに…
不完全でも、それが仕上がっていく過程を見せる
という方針であると。だからこそスピーディーで、なおかつ積み上がるかたちで情報発信ができているのだと確信しました。
そこから派生して生まれた事業構築ポリシーは、以下の通りです。このポリシーは、真似している彼の型とほとんど同じものです。
先人の「型」とあなた「らしさ」がオリジナルになる。
今、世の中にある商品・サービスを何か思い浮かべてみてください。そのほとんどは、何かの二番煎じではありませんか?
世間からの見え方を変えたり、サービス内容や領域を微妙に変えたり、違うように見せているだけ。
どんなサービスや商品でも大事なことは、もう既にうまくいっている基本となる型を真似することです。基本の型があるからこそ、らしさを付け足すことができます。
「型+らしさ」でオリジナルは生まれる。
結局は、最初からオリジナルなんて、あり得ないんですよね。
さらに、その時の僕は無知なことを恥じていて、いつも知ったかぶりをしてしまっていました。それによって期待を持たれるのですが、いつもその期待を裏切る流れになってしまっていたんです。
今、過去の自分に声をかけるとしたら…
「知らないことは、本当に恥ずかしいことなのか?」
と、言いたいです。今の自分は、遅ればせながら、知らないことは全く恥ずかしいことではないと考えています。むしろ、成長をするための兆しでしかないなと。
知識を得て、その知識をアウトプットし、行動する。既存の行動の型に統合して、また頑張らなくてもできることが増える。
「こんなに得なことって無いのでは?」なんて、今は思うわけです。
幸いなことに、無料で仕入れられる有料級の情報は、ウェブで無数に存在しています。僕らが悩んでいるほとんどの解決策は、無料で仕入れられる情報の中にあると言っても過言ではありません。
知らないことは決して問題ではなく、可能性でしかありません。調べないこと、自分のものにしようとしないことこそ、恥ずべきことなのかもしれないと思うのです。
らしく生きる、知らないことを自覚し、成長のその先へ。
「らしく」生きている人の特徴。それは…
まるで子どもみたいに、いつも目を輝かせている人。
というのが、僕のイメージです。
子どもの頃、あなたも、知らないこと、初めてやることにワクワクしませんでしたか?
一度熱中してしまうと、没頭して周りが見えなくなってしまう。何と言われようが、知ったことじゃない!そんな時期は、誰にでもあったはずです。
それがいつの間にか失敗を恐れ、他人の目を気にして、いつしか知らないことややったことがないことに恐怖を感じてしまう。
過去の僕は、「こんな大人になりたくない」と思う典型的なダメな大人になってしまっていることに気づいたんです。
そんな自分が始めたこと。それは…
知らないことを自覚すること。
そして、何より…
知らないことこそ、ポテンシャル
と、捉えること。そう考えると、不思議と子どもの頃のように知らないことや、やったことのないことにワクワクしている自分がいました。
さらに、行動の型にどんどん新たな知識・経験を付け加えることも、まるでパズルの新たなピースが見つかるような感覚で、楽しめるようになってきました。
一定の分野でそれなりの成果を出せていたとしても、現状維持は衰退あるのみ。その先を開拓し続けましょう。
マンガでもよく描かれるような、冒険に近いのかもしれません。新たなことに挑み続けるからこそ、強くなっていける。シンプルな話です。その冒険に必要な、羅針盤となるような知識・経験は、もう既に有り余っているほど、存在しています。あとはあなた次第!
流される人生から舵とる人生へ。そして、その更に向こうへ。
この先、どこへ行きましょうか。引き続き、あなたが進化を遂げ、人生という旅を更によいものとできることを願っています。