『超反省』を実践しつつ、アウトプットをしていく手法についてお話ししていきます。日々の参考にしてみてください。
目次
頑張っている「風」な人と、着実に実績を積み上げる人の違い。
たくさんの本を読んでいるし、セミナーも頻繁に行っている。メンターも何人かいるし、お金と時間には割と投資をしている方だ。
それなのに、思ったような成果が出ない。そんな人、あなたの周りにいませんか?
20代のチョッキはまさに、これでした。
いつも何かを学んでいて、いつも忙しい。言うことは一丁前なわりに、成果が出ていない。
あの頃、僕は…
頑張っている「風」な人
だったんだと思います。
その結果、知り合いから「残念なイケメン」という不名誉なニックネームを拝命してしまうことになりました(笑)。
その一方で、同じように本をよく読み、セミナーにもよく参加し、着実に実績を積み上げている方もいます。学んでいる対象自体は同じなのに、成果の違いは段違い。
一体、何が違うのかと言うと…
インプットは同じでも、アウトプットの量と質が段違い
だったんです。
学びをいかに、自分の活動に取り入れられるか。とにかくいち早く言語化して、デザイン化して、かたちにしていけるか。
不完全さなんて気にすることなく、とにかく前へ進む。そんな違いがあったんです。
頑張っている「風」だった時の僕は、「まずは学んでみてから」そんな悠長なスタンスでした。
知識や情報をインプットしているものの、「後々何かに繋がるといいな」くらいの受け身姿勢でいました。そんなだから、何にも繋がらないのは当然のことです。
言語化も可視化もできていないので、多くのお金と時間を投資した学びは、どこかに消えてしまい、ゼロからリスタートしなくてはならない。
同じようにインプットをしていても、歴然たる差が生まれるのは、至極当然のことだったのかもしれません…。
例えば、お腹いっぱいになるほど食べすぎた時に、どうなるかを想像してみてください。
僕なら、横になって動くことができなくなってしまいます。
それと同じで、アウトプットせずにただ膨大な量のインプットする「インプット過多」となっていた当時は、「お腹いっぱいで、しばらく何もできない」という状態になってしまっていました。
そんな状態がしばらく続き、動き出すのは、せっかくお金と時間を投資した学びが「ゼロ化」されてから。
今思えば「インプット過多」とは、せっかく食べたものを消化できないまま戻してしまう、そんな状況だったのかなと思います。
ただし、当時の僕に「インプットしすぎは、アウトプットしないと意味ないで!」と言ったところで、聴く耳を持ったかは微妙なところです(笑)。
なぜなら、アウトプットという言葉自体は知っていても、
アウトプットのやり方は、いまいちわからない
という状態でしたから。
今ならわかる、そんなアウトプットのやり方を具体的にお話させてもらいます。
「インプット過多」で頭がいっぱいの状態になっているあなたに、繰り返し読んで実践してもらえればと思います。
アウトプットの真髄「Connecting The Dots」
これは、かの有名なアップルの創業者であるスティーブ・ジョブズの名言です。アウトプットとは、まさにこの一言に集約されている気がします。
点と点が線となり、線と線が面となる。
これこそ、アウトプットの真髄ではないかと。
しかし、これではイメージが湧かない人もいるはずなので、例えばのお話をしますね。
例えば、恋愛において。
すごく良いな、素敵だなと思っている相手がいるとして、あなたはその人と何とかして繋がりを持ちたいと思っています。
どうしようか?なんと声をかけてみようか?
悩みに悩んだ挙句、なんとか
話しかける(点)
ことに成功します。
こうして何度か接点を持ち、ようやく連絡先を交換。交換できたらできたで、また悩みは出てくるもの。それでも「エイヤ!」と
文章を書いて、やりとりをしてみる(線)
とします。何度か往復するうちに、電話でも話すことができ、自然と互いに惹かれ合っていく。
そしてあなたは頃合いを図って、
それまでのやり取りを踏まえた手紙を書き(面)、
その音声を録音し、(面)
告白することに。思いをかたちにした結果、ようやくその思いが実を結び、ふたりは付き合うことになりました、とさ。
お分かりいただけましたか?
話しかけ、接点を持つ。LINEで関係性を深めて、伏線ができる。結果的に告白という行動を、後々残るモノと共に実践。まさにこれ、点・線・面の典型例です。
多くの人が「アウトプットは苦手」だと思い込んでいるようですが、こうして考えると、知らず知らずのうちにできている人が多いです。
これを特に自分が深めたいと思っている分野で応用できたら、最高ですよね?
心配しなくても、大丈夫!あなたも一度は確実にしたことがあることのはず。
思い出すような感覚で、本記事をご覧ください。学びを自分のものに落とし込むための第一歩とてもらえれば幸いです。
アウトプットの手順① 話す(点)
アウトプットの第一段階は、「話す」です。
過去の僕もそうだったのですが、ほとんどの人は、インプットしたことを頭の中でまとめてから話そうとします。
そもそも、「まとめてから話す」という行動のゴールも曖昧なので、結局話す機会はなくなってしまう。これが、過去の僕のいつものパターンでした。
最近の僕はこの逆で、
インプット後、即話す
を徹底しています。アウトプットする相手は、一緒にインプットをした人、普段からお会いするお客さまなど、探そうと思えば、相手は無限にいるものです。
大事なことは…
話しながら、考えをまとめる
という感覚です。これができると何が良いか?
それは、文章でまとめる時により分かりやすくまとめられること。
わかったつもりでもいざ人に話してみると、しどろもどろになって、理解が足りていない部分に気づくことができる。より分かりやすく伝えるための改善は、その場でできるんです。
アウトプットしてみて相手がいまいちな反応を示したならその場でフィードバックをもらえばいい。
それをメモしておき、後で書き出す際の追記事項にする。
「話す」ことは、「書く」ための下準備である
と考えてください。ここを経ることなく書かれた文章は、得てして他者視点が欠けていて、わかりづらくなってしまうもの。
書く前に話す。不完全でもまずは話す。すると、かなり頭の中が整理されてくるはずです。
アウトプットの手順② 書く(線)
アウトプットの第二段階は、「書く」です。
第一段階で誰かに話した内容ともらったフィードバックを踏まえ、まずは自分の言葉で書き出してみる。
具体的には、以下のようなフォーマットがおすすめです。
⑴ 事実:
●●
↑ 自分が大事だと思うことを箇条書きで。他者からのフィードバックも踏まえ。できるだけ、短文かつ簡潔に
⑵ まとめ:
★
↑ 色々書いた事実を元に、今の自分の課題感や兆しを一言で。重要だと思う20%を自分の言葉で言語化し、インプットした内容が自分ごとであるという自覚を強めていきましょう
⑶ 行動:
① 知識:
② 経験:
③ 意識:
④ 無意識:
↑「 『超反省サロン』の具体的な使い方」に記載のある4項目で、これをやれば「進化成長できる!」と思う行動タスクを書き出します。おすすめは、即時タスクをやること。タスク実践の手法については、「タスクマネジメントの手法」を参照してください。
これは、本、セミナー、アポイントなど数多くのインプットに応用が効くフォーマットですが…
インプットしたことを自分の行動に落とし込む
ことが大切です。
インプットしたことがそのままになってしまう一番の理由は、他人事のままだから。学んだことは必ず自分ごとに落とし込む。これだけで、学んだことを自分のものにするという感覚が身に付くはずです。
以下に、僕が実際に書き出したアウトプットメモのサンプル画像を添付します。あなたもぜひ参考にして、どんどん書いて、どんどん行動に転化してみてください。
アウトプットの手順③ 行動し、形に残す(面)
アウトプットの手順の第三段階は、「行動し、形に残す」です。
特に大事なのは、
形に残すこと。
ここまで読んでいただき、「文章は残る」ということはおわかりいただけると思いますが、ここからが大切なポイント!
書き出した最後の項目は、「行動」です。なので、まずは書き出した行動はマストでしてください。さらに、その行動をする際…
時間計測と手順の書き出し
これをできればしてみてください。
何故なら、その時間見積もり付の行動手順は丸ごとマニュアルになるからです。これが、自分が頑張らなくてできる行動の素となります。
それは同時に、自分だけのものにしておくのは勿体ない。そのマニュアルを使うことで、自分以外の他者もうまくいくなら、それはもう立派なコンテンツです。
第三者が感動してくれるなら、お金を払っても手に入れたいと思うでしょう。さらにはその再現性高いマニュアルを、よりわかりやすくするために漫画で表現し、SNSで発信してみると、どうでしょうか?
より多くの人に見てもらうことはでき、中には、「この漫画によって救われた!」という人も出てくるかもしれませんね。
さらには動画にしてYouTubeで発信することで、より多くの人に見てもらえ喜んでもらうことができ、マネタイズすることもできるかもしれません。
そして、何よりもそうして作りあげた、マニュアルや漫画、動画などは形として残ります。
「自分がやっていることなんて、大したことない。だから、形に残す必要なんてない」
あなたは、そう思っていませんか?
しかし、「自分が頑張らなくてもできるようにするために形に残す」と考えてみてはどうでしょうか?
ついでに、人の役に立てる。さらには、マネタイズもできる。しかもそのマネタイズは、継続することができる。
何故なら、この流れでアウトプットし続ける人は、悩みをコンテンツに変える手順を体得できている人だからです。
人生課題と向き合い、誰よりも本気でインプットとアウトプットを繰り返し、轍を残すこと。これこそがアウトプットのゴールではないかと、最近は確信しています。
ついでに、「これは誰かのお悩み解決のお手伝いにならないか?」という思考を持ち、
自分のアウトプットをリサイクルしてみる
これを徹底してみてください。「これぞ多毛作!」といったことを実感できると思います。
学びは受け継がれ、お裾分けされるもの。
そもそも、アウトプットできない学びは…
他人にはもちろんのこと、自分にも役に立たない
ということが多いです。
学びを自分ごと化できていない状況は、点だけ増えて、何も繋がっていない状態。せっかく増えた点も、どんどん消えていく。何故なら、他人事のままだから。
話す→書く→行動し→形に残す
まずは自分のためで結構です、この4つの行動を徹底してみてください。
フォーミーを突き詰めた結果、自分にも他人にも役に立つコンテンツができると、「本を書く」など、まとめ始めますよね。そしてまた、その本を誰かが見てくれて、それを参考にまた新たなアウトプットが生まれていく。
アウトプットは、世代を超えた循環を生むことができる。
アウトプットは、そんなロマンに満ちたものでもあると思っているのは、僕だけでしょうか…?
フォーミーのお裾分けで、誰かがきっと喜んでくれる。だからアウトプットする。シンプルな話ですよね。
これまでいろいろとお話をしてきましたが、アウトプットとは何者なのか?と思ったと思います。僕が今、思うには…
アウトプットは生き様の証明
なのではないかと、本当に、大真面目に考えています。
自分はどう生きて、何に悩んで、どう向き合ってきたのか?その軌跡の集合体こそ、アウトプットそのものだと。
将来、人生を終える時に何を残せるか?
それは僕らが生き抜いたという「証」そのもの。さらにはそれが、後世に生きる子々孫々に至るまでの気づきのキッカケになり得るかもしれない。そんなことを感じる昨今です。
僕の祖父母は、亡くなるまでに数多くの文字を遺した人でした。
祖父は特に、某大手新聞に寄稿するぐらいの文人だったのですが、彼らは亡くなって尚、そのアウトプットをもって僕に大きな影響を与えてくれています。
祖父母が、僕に影響を与えることを狙っていたかどうかは、今となっては知るよしもありませんが、結果として彼らが亡くなってから何年も経つ今でも、僕が影響を受けているのは確かです。
少しくどいことを言うかもしれませんが、僕らはいずれこの世を去ります。そのときまでに、「僕は、私は、自分だけの人生を生きてきたんだぞ!」と、生き様を残すためのもの、それこそアウトプットであると捉えると、少しは見え方も変わってくるのではないでしょうか。
ただ学ぶのではなく、その先にあるロマン溢れるアウトプットをどんどん試してみてください。そうすることで、これまで他人に流される事の多かった人生が180度好転し、自分で舵をとる人生へと変わっていくはずです。
あなたならではの生き様
楽しみにしていますね!