『超反省』をしつつ、心のもやもやを解消するには?あなたの毎日に生かせるメンタルクリアの手法をご紹介します。
目次
心のもやもやは、更なる成長の兆し。
何をやっても、心のもやもやが晴れない。僕の20代は、常にそんな感じだったように思います。
もやもやをなんとか解消したくて、お酒、異性、仕事など今、思えば刹那的なことをたくさん試しましたが、どれもダメでした。むしろ、もやもやは強まるばかりだったんです。
結果的に27歳の僕はもやもやから抜け出すことができず、心を病んでしまいました。
今でも正直に言うと、もやもやはあります。
ただし、そのもやもやをそのままにしないというところが、20代の頃の僕とは大きく異なるところ。
むしろ今は…
もやもやは、更なる成長の入り口
くらいの感覚で捉えているので、もやもやすることがあったとしても「これは、着実に進めている証拠なんだ」と前向きに捉えることができています。
晴れない心のもやもやは、新たなる可能性の兆し!本日は、そんなお話をさせていただきます。
弱いからこそ、可能性がある。
そもそも僕は、小さい頃から圧倒的に「メンタル弱者」だったと思います。
ここだけの話、中学時代は「周りの人は自分の悪口を言っているんじゃないか?」と常に疑心暗鬼で、根は心底ネガティブなんです。
その影響もあり、20代は仕事が全く長続きしませんでした。何か失敗をすると、連鎖的に嫌な記憶を想起してしまい、勝手に自滅。そして、辞めてしまう。
これがいつもの僕のパターンでした。今、振り返ってみると、この時の自分は、「それができない、それを知らない、自分が悪い」と、勝手に自分を責めてしまっていた気がします。
知らない、できない、自分という他人のような存在のせいにしてしまっていたんですよね。要するに僕は、自分のことをどこか他人のように感じていて、自分ごとに全くできていなかった。だから改善しないし、同じ失敗を繰り返してしまう。
そんな僕も、今は変わりました。何が変わってきたか?
それは、知らないこともできないことも、丸ごと自分ごとにできていることです。
なぜこうなれたかと言うと、「どんなことも丸ごと自分ごとにする方が人生レベルで圧倒的に得だ」と気づけたことが大きいと思います。
30代に入り、自分の知らないことやできないことの多さと向き合わざるを得ないタイミングが多く、最初は落ち込みましたが、自分の弱さと向き合い、自分を変えると決意しました。
そうして、少しずつ悩んだ時の思考と行動を変える過程で確信しました。それは…
弱さは恥でなく、ポテンシャルの塊
であるということ。
ここからは、悩みや弱さを自分のチャンスに変えていくやり方を具体的にご紹介します。悩んだ時の拠りどころにしていただければ幸いです。
自分の感情と向き合う。全てはそこからスタートする。
20代の頃の僕は、「できない自分、知らない自分、そんなの無価値だ」と思っていました。
その考え方のせいで、何をするにも失敗を恐れるばかり。やりたいことをやるというより、失敗しないために仕事をするといった、「手段が目的と化した働き方」をしてしまっていたんです。
その結果、誰のための仕事かがわからなくなり、働くことを辞めてしまいました。
少なくとも僕は、壁に当たった時に自己責任から始めるのは向いてなかったのだと思います。いつの間にか、自分という誰かのせいにしてしまっていたんでしょうね。
それではどうすれば良かったのか、ヒントになったのは、漫画や映画が大ヒットした『デスノート』です。
『デスノート』はあなたもご存知かも知れませんが、この世から消し去りたい人の名前と死因を特別なノートに記載すると、それが実現される。というストーリーですが、それと似た感じの流れです。
誰に対して、どんな感情を抱いたのか?これを嘘偽りなく、感じたままにノートに書き殴る。
これがすごく、ストレス解消につながるんです。実際、数多くのメンタルクリア系の書籍でもこのやり方は紹介されています。
自分の感情をわかってあげられるのは自分だけ。もちろん、これを書くだけでは何も解決しませんが、まずは自分の感情と素直に向き合い、落ち着かせないと、その後の行動に繋がらないんです。
感情を吐き出して、そこから行動改善していきましょう。
まずは、自分の感情に寄り添うこと。
これってすごく大切なことなのに、後回しにしがちです。
まずは自分の感情と向き合い、自分を救ってあげる。その先どうすれば行動改善につながるのか。メンタルクリアの手法について、ここから詳しくお話させてもらいますね。
メンタルクリアの手法 ステップ①他責言葉を書き殴る
「他責は悪」みたいな風潮って、ありますよね。人に直接言うと、ほぼ確実に問題が生じることは言わなくてもおわかりかと思いますが、思ってしまったことは仕方がないんです。
だからこそ…
まずはありのままの感情を書き殴る。
これが、一つ目のステップです。
たとえば仕事で上司に理不尽に叱られたとします。そんな時は、
「◯◯課長、てめえが仕事できてないのに、人に偉そうに指図すんじゃねえ!」
というように、自由に感情を書き殴ってみてください。
思ってしまったことに蓋をしたまま、結局何にムカついているのかもわからない状態が続いていつしか爆発してしまう。そのほうが大問題です。
そうならないために、定期的にガス抜きするように、他責言葉を書き殴ることをおすすめしています。
ただし、これで終わっては意味がありません。一時的にスッキリしたとしても、同じ状態に陥った時に、もやもや状態に戻ってしまいます。
他責言葉を書き殴る。これができたあなたは、次のステップに進みましょう。
メンタルクリアの手法 ステップ②チャンス変換
そもそも、心がもやもやするのは、「この状況はピンチだ!」と思っているから。
もやもやするときのプロセスは、大抵の場合…
- ピンチだと思う
- 思考停止する
- 行動停止する
- 何も変わらない
こんな感じだと思います。あなたもあてはまることは、ありませんか?
ですが、冷静になって振り返ってみると、当時はピンチだと思っていたことも「もしかしたら、あれはチャンスだったかもしれない」と思うことが、多々あるんです。
たとえば僕の例で言うと、27歳の時に心の病になっていなかったら、あのまま惰性で何となく会社員生活を送っていたと思います。
今思えば、あの時のことは…
ピンチではなく、独立のチャンスだった
とも言えるわけです。あくまで後付けにはなってしまいますが、「後付けすれば、どうせピンチはチャンスになるんだ」という感覚は、とても大切です。
何故なら…
全ての出来事は、どうせチャンスにしかならない
と、主体的に解釈を変更できるからです。
物事は「ピンチだ」と思えばピンチになるし、「チャンスだ」と思えばチャンスになる。だからこそ前述の他責言葉で書き出したことを、「あえてチャンスだとしたら?」という視点で捉え直してみてほしいんです。
例えば、先程の
「◯◯課長、てめえが仕事できてないのに、人に偉そうに指図すんじゃねえ!」
という他責言葉ですが、チャンス変換すると、
「仕事ができない上司とうまく付き合うための知識を得るチャンス!」
このように捉え直すこともできますよね。さらには…
- 上司をうまく転がす、人たらしの知識を得るチャンス
- 上司を反面教師にして、圧倒的成長を遂げるチャンス
というように、解釈変換は無限にすることができます。
他責のままでなく、主体的に自分のチャンスに捉え直す。これだけで、同じ出来事が起こった時の「ま、いっか。どうせ成長の糧にしかならんし」というような、余裕が生まれてきます。
メンタルクリアの手法 ステップ③無知の知
ステップ①の他責言葉、ステップ②のチャンス変換。行動改善するためには、これではまだ足りません。
何故なら、肝心かなめの行動が変わってないからです。
そもそも、もやもやする原因は、道が見えないから。進むべき道が見えないことで、気持ち的に、「前に進みたくない」と思ってしまうことが原因であることが多いです。
だからこそ、責言葉とチャンス変換をすることで、「よし!前に進むか」と、決意決断してもらうプロセスを入れています。
そんな気持ちになってきたら、あとは…
具体的な道を知る
これだけです。「『超反省サロン』の具体的な使い方」でもお話しているように、
全ての問題は無知から生じる
ということを思い出してください。
例えば、先程の
- 仕事ができない上司とうまく付き合う知識を得るチャンス
- 上司をうまく転がす、人たらしの知識を得るチャンス
- 上司を反面教師にして、圧倒的成長を遂げるチャンス
というチャンス変換を、タスクへと変換すると、今のあなたにとって足りない知識は…
⇒ 自分の行動軸、業務マニュアルに対応行動を入れる
⇒ 毎日研鑽が必要な行動は、ルーティンに入れ込む…
こんな風にすることで、得ることができます。
知識、経験、意識、無意識を経て、僕がこれまで何度も言っています
頑張らなくてもできることにする
これを、実践していけばいい。
最終的には何か嫌なことがあっても、不安な気持ちになっても、知らないことを経験できる体験に、感謝すら覚えるようになってきます。
もやもやが未来を切り拓く。「変わりたい」と思った今が、実践時。
ここまで読んで、いかがでしたか?あなたはもやもやすることに対して、これぐらい具体的に向き合ったことはありましたか?
たったの3ステップですが、要するに…
出来事を好機に、自らを変える
という『超反省サロン』独自のメンタルクリアの手法になります。
一度やってみると、きっとスッキリされると思います。ですが、またしばらくしたら新たなもやもやは、必ずやってきます。
大事なことは、同じような出来事にもやもやしていないかどうか、ということ。ちゃんと行動変容まで持っていけているのなら、
新たなもやもやは増えるけれど、もやもやの内容はどんどん変わる
こうなるはずです。
僕たちは生きている限り、悩みも煩悩も尽きません。だからこそ、それらを好機に、自らの無知を知ることができる。
そして、行動変容を通して自己変革をすることができます。そう考えると、もやもやも捨てたもんじゃないなと思えることも増えてくると確信しています。
先ほどもお話しましたが、僕はずっと弱いことを恥だと思い、生きてきました。
その結果、強がり、知ったかぶる、ハリボテの自分ができあがっていました。
今になって思うこと。それは、弱いままの自分に甘んじてしまっていたんだと。
「そろそろ、こんな自分を変えたい!」
「他人に流される人生から脱したい!」
あなたがそう強く思ったタイミングで、この記事を参考にメンタルクリアを実践してみてください。
弱いからこそ、無知に気づくことができます。弱いからこそ、自分を変えたいと思うことができます。流される人生から、舵とる人生へ。
弱いからこそ弱いことを具体的に自覚して、知識、経験、意識、無意識を回していけば良いんです。再三言いますが、弱さは恥では決してありません。
- 弱いからこそ、強くなれる
- 弱いからこそ、寄り添える
- 弱いからこそ、ネタが増える
あなたも一緒に、弱さにレバレッジをかけて行けること、楽しみにしています。